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リアルタイムオンライン講義の開始について

遠隔講義の開始について

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、政府が緊急事態宣言の区域を全都道府県に拡大するとともに、京都府は特定警戒都道府県に位置づけられました。

 この事態を鑑み、京都経済短期大学では在学生に安全な環境のもとで学んでいただくため、本日よりインターネットを介したリアルタイムオンライン講義を開始することにいたしました。

 在学生の皆さんには、操作等に慣れるまで不便をかけてしまいますが、ご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。

【問い合わせ先】
 京都経済短期大学 学生支援課  075-331-3159
 
<窓口取扱時間>
 月~金曜日:9時~17時(12時~13時を除く)
 ※祝日は対応いたしません

2020年度 入学式 式辞

入学式 式辞

 古都の桜は今年も美しく咲いています。残念ながら2020年度の入学式は挙行できませんでしたが、今年は256名の入学者を京都経済短期大学に迎えることができたことをたいへんうれしく思います。
 新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
 新入生の、保護者・保証人のみなさま、心からお慶びとお祝いを申し上げます。

 京都経済短期大学は、1993年に開学いたしました。今年で28年目となります。今年も入学定員を超える新入生を迎えることができました。ある調査によると、大学に附属する短期大学部を除いた単独の短期大学の中では、偏差値が全国で一位となったそうです。「日本唯一の経済短期大学」に加えて、「日本一の短期大学」としての自信と誇りを、私たち教職員も、学生のみなさんも持っていただけたらと思います。

 短期大学は、四年制大学と比較すると学びの期間が2年間と短く、得られる知識やスキルの量も中途半端なのではないか、また、専門学校と比較すると就職に弱いというイメージがあるように思います。このような状況で私たちの短期大学が掲げているのは「2年で4年の学び」、そして「進路に強い短大」です。

 2年間という時間の長さは変えられません。4年間の半分の時間という現実は受け入れなければなりません。獲得する知識や経験量という意味では、2年間は4年間にかなわないかもしれません。
 そこで、私たちが重視しているのは、建学の精神で示している「個性豊かで学び続けられる社会人」の育成です。

 まず「個性豊か」についてお話しします。私たちの大学は2学年で500人程度の学生しかいませんが、さまざまな地域から、さまざまな受験形態で、さまざまな学校から入学生を迎えています。人は一人ひとり、考え方や価値観が異なっています。価値観が正義感に成長すると、人は自分の正義感を他人にも広めようとする性質があります。その広め方が、エスカレートすると暴力的になったり、陰湿ないじめに発展したりすることもあります。自分の持つ正義感に合わない行動はよくないと考え、正義感に基づいて懲罰するという行動に出ます。
 例えば、「まわりの空気を読んで多数の意見に従う」というが正義だと考えると、空気を読まない奴というのは、その集団においていじめの対象となってしまいます。
 「個性豊か」であるためには、自分とは異なる他者の価値観を認めなければなりません。価値観を認めるためには、考え方が自分と違う立場に立つ想像力が必要になります。
 私たちは、それを「エンパシー」と呼んでいます。エンパシーという単語はエンとパシーの合成です。パシーの語源はギリシア語のパトス、感じることで、経験や我慢を指します。エンは「中に入り込む」を意味し、エンパシーは他人の経験や我慢を自分のことのように感じるという意味になり、「感情移入」と訳されます。
 類義語に「シンパシー」があります。これはシンとパシーの合成語で、パシーは先ほどの経験や我慢です。シンはシンクロのシンで、一緒にとか一致させるを意味し、シンパシーは他人の経験や我慢を一緒に感じるという意味になり、「共感」と訳されます。
 一緒に感じるシンパシーをさらに一歩進めて、他人の立場に入って感じるエンパシーを持つことで、自分とは異なる他者の価値観を認めることができます。他人の価値観を認め合う社会が、「個性豊か」を尊重する社会になるのだと考えています。

 もう一つのキーワードは「シティズンシップ教育」です。これは、社会の一員、シティズンとしての義務を果たすこと、道徳的意識が高く持つこと、他者を尊重することなどを教育することを意味しています。簡単に「社会性」と呼ぶこともあり、本学の卒業時までに身につけて欲しい能力である「ディプロマポリシー」にも、その「社会性」が明記されています。
 シティズンシップ教育とは、社会の問題を解決するために、どこから情報を仕入れるか判断し、どのような手段を用いるのか、どのようにして他者と合意形成を行うのか、どのようにして相手を説得するのか、といった現実の社会参加・政治参加を学習することです。
 本学では現在、「社会関係資本」ソーシャルキャピタルの構築に力を入れています。本学に関係する地域の団体、企業、大学、高校、自治体などでステークホルダーとも呼ばれます。これらの人たちと交流を持ち、信頼関係を築き、さまざまな課題を解決するために実践的な活動を行っています。
 こうした活動を本学の学生が自主的にできるようになれば、卒業後いつまでも、就職した企業のために、家族のために、そして社会のために、何ができるかを自ら考え、行動していくことができるようになると考えています。これが、私たちの考える『学び続けられる社会人』なのです。

 つまり、「エンパシー」と「シティズンシップ」を獲得し、「個性豊かな学び続けられる社会人」となることで、4年分の知識に勝るとも劣らない知恵を獲得できると信じています。

 もう一つの「進路に強い大学」。これは、学生の多様な卒業後の進路にきちんと向き合い、確実に送り出す大学ということです。
 就職を例にすると、短大枠での就職と、四大生と互角に競争する就職がありますし、職種では、事務職、営業職、総合職などがあります。一口に会社といっても規模や経営理念、社風などさまざまです。編入の場合は、国公立の一般編入と協定校編入では、準備することは違いますし、編入先が経済系なのか経営系なのかでも異なります。小さい短期大学だからこそ、学生一人ひとりの方向性にきちんと向き合い、学生の個性に対応した指導ができると考えています。

 本日入学するみなさんにお願いしたいことがあります。それは、自らを律する「自律」です。
 本学は、新型コロナウイルス感染症のため、学生のみなさんが安全に通学できるまで、インターネット技術を活用し、学校に一斉通学しなくてもできる学びを進めていきます。それはみなさんにもメリットはありますが、欠点もあります。それは、学習と生活のオンオフの切り分けが難しいということです。そもそも私たちは、学習と生活が、白と黒のようにきっちり分けられるものとは考えていませんが、多少モードが異なるのも事実です。
 社会でも現在は、在宅勤務が推奨され、ライフワークバランスが求められているように、仕事と生活の適切な切り分けとバランスが求められています。
 その切り分けに必要な能力が「自律」なのです。通常ならば、私たちは2年間のスクーリングを通じて、みなさんに自律を教えていくことになりますが、スクーリングが十分にできない現在の状況では、みなさんが自分たちで自律能力を高めていっていただきますようお願いいたします。

 さて、京都経済短期大学を設置する学校法人明徳学園のミッションは、「働く人づくり」をもじって「『傍(はた)』を『楽(らく)』にするひとづくり」です。人を助け、人に助けられるような社会を構築することに貢献できる人材を育成することを目指しています。自分自身のよい行動やよい考え方によって、自分のまわりの人たちの行動や考え方もよくなっていく。そのことで自分自身もさらに成長していく。利他主義によってよい社会をつくっていくことが、本学の使命だと考えています。

 最後になりましたが、新入生のみなさんが、この京都経済短期大学で過ごす2年間という時間を大切にしてください。そして、みなさんのその大切な時間を、私たち教職員も一緒に共有できることに深く感謝して、入学式の式辞といたします。

2020年4月1日

   学校法人 明徳学園
   京都経済短期大学 学長  加藤 悟

【新入生の皆さまへ】入学式・前々期オリエンテーションの中止、前期講義の変更について

新入生の皆さま

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、京都経済短期大学は学生、教職員および関係者の皆さまの健康と安全の確保、また感染拡大防止の観点から、入学式および前々期オリエンテーションを中止することに決定いたしました。また、前期の講義開始を遅らせるとともに、その実施形態についても変更することにいたしました。

 入学式は学生の皆さまの重要な節目であり、保護者の皆さまにとってもお子さまの晴れの日である大切な式典でもあります。そのため、できる限り開催する方向で準備を進めて参りました。しかしながら、今なお感染が拡大している情勢に鑑み、中止という苦渋の決断をするにいたりました。

 入学式を心待ちにしていた皆さまに、このようなお知らせをすることはたいへん心苦しく残念でなりません。保護者の皆さま、保証人の皆さまにおかれましても入学式を心待ちにされていたかと存じます。また、最後まで開催する方向で準備を進めておりました関係上、ご連絡が遅くなりましたこと、深くお詫び申し上げます。何とぞ、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 なお、今後の手続きや講義については、以下の通り実施予定です。

➡履修登録や諸手続きの詳細については4月6日頃より個別郵送いたします
➡4月下旬からインターネットを活用した講義を開始する予定です

【問い合わせ先】
 京都経済短期大学 学生支援課  075-331-3159
 
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 月~金曜日:9時~17時(12時~13時を除く)
 ※祝日は対応いたしません

3/28オープンキャンパスの中止について

新型コロナウイルス感染症の感染が拡大を続けている状況を鑑み、3月28日(土)に開催予定としておりました「京都経済短期大学オープンキャンパス2020」を中止とすることが決定いたしました。
既にたくさんの方々に参加予約をいただいている中で、本当に申し訳ございません。ご理解いただきますよう何とぞお願い申し上げます。

5月からは例年通りオープンキャンパスを開催できれば、と考えておりますが、オープンキャンパスとは異なる形で4月から様々な情報発信をしていく予定です。ホームページやSNS等で積極的に発信して参りますのでご確認ください。

また、過去のオープンキャンパスの様子を『KEITAN Channel』に掲載しておりますのでご覧いただければ幸いです。

なお、個別での大学見学は平日10~16時で随時受け付けております。ご希望される際は以下の問い合わせ先にご連絡ください。

最後になりますが、新年度に皆さまとお会いできることを、教職員スタッフ一同 心から楽しみにしております。

【問い合せ先】
京都経済短期大学 入試情報センター
住所:京都市西京区大枝東長町3-1
電話:075-331-2377(直通)
<窓口取扱時間>
月~金曜日:9時~17時(12時~13時を除く)
※祝日は対応いたしません.

【在学生の皆さまへ】卒業証書・学位記授与式の開催について(3月5日)

在学生の皆さまへ 

 卒業証書・学位記授与式は、3月17日(火)10時より、明徳学園ホールにて実施いたします。

 ただし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、午後に予定しておりました「卒業を祝う会」は中止とさせていただきます。何卒ご了承ください。

 卒業予定の学生の皆さま、保護者・保証人の皆さまへは、3月6日(金)に案内文書を郵便で発送いたします。3月9日(月)頃にお手元へ届くかと存じますので、ご確認をお願いいたします。

【式典当日につきまして】
※マスクをお持ちの方は、極力ご着用ください。
※会場に手の消毒液を準備いたしますので、ご利用ください。
※発熱・咳等の症状のある方は、おそれいりますが、出席をご遠慮ください。

 以上、宜しくお願い申し上げます。

【問い合わせ先】
 京都経済短期大学 学生支援課  075-331-3159
 
<窓口取扱時間>
 月~金曜日:9時~17時(12時~13時を除く)
 ※祝日は対応いたしません

ご卒業の皆さまへ[PDF 782KB]
保護者・保証人の皆様へ[PDF 640KB]

ゼミナール研究発表会を開催しました

 2019年12月19日(木)、京都明徳高校内の明徳学園ホールにて、2019年度ゼミナール研究発表会を開催しました。本発表会は、本学ゼミナールにて1年半学び、研究した内容について、各ゼミナールの代表が全学生の前で発表するもので、本学における学術・研究活動の集大成として大変重要なものです。
 今年度は12ゼミナールの代表者が、それぞれの研究成果を発表しました。発表は多くのコースを持つ本学らしく、社会問題に鋭く切り込んだものや新たなビジネスの提案、企業分析やアプリの制作など、実に幅広い分野から行われました。発表に対してはフロアから活発な質疑があり、全体としてその理解を深めることができました。
 また、各ゼミナールの発表後は、今年度開講されたプロジェクト演習の活動報告が行われ、地域と連携した様々な取り組みが報告されました。
 本発表会後もゼミナールでは研究を続け、その成果は学生論集として刊行します。
 京都経済短期大学では、今後も継続的に本発表会を行っていきます。
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発表一覧

【報告】産業技術短期大学との合同説明会

 2019年12月20日(金)、産業技術短期大学と本学で高校教員対象の合同説明会を開催いたしました。

 当日は会場が満席になる中で、(株)進研アドから「2021年度入試改革の最新動向」について、本学と産業技術短期大学からは「文系および理系の短期大学からの四年制大学編入学」についてお話しさせていただきました。ご参加いただいた先生方、年の瀬のお忙しい折に本当にありがとうございました。この度の企画が進路指導の一助になれば幸甚です。

12/20 産業技術短期大学と合同説明会を開催

 2020年も元気な短期大学が集まって様々な企画を実施していければ、と考えております。今後とも宜しくお願い申し上げます。

                          京都経済短期大学 入試情報センター

【報告】2019年度 同窓会研修旅行

 2019年12月1日(日)、本学外郭団体の同窓会が研修旅行として、知的探求と親睦を目的に三重県桑名市にある「ナガシマスパーランド」へ行かれました。

 現在、ナガシマスパーランドは西日本有数の絶叫マシンが多数あることから「東の富士急、西のナガシマ」と並び称されており、ローラーコースター総数12機種は日本一となっているそうです。また、今春からハイブリットコースター“白鯨”(コース全長1,530m、最高107km/h、90度バンク滑走、80度傾斜角度、360度コークスクリュー)が増え、絶叫マシン愛好家がこぞって来場しているそうです。

 参加された卒業生の方々からは「絶叫して声が枯れたが、日々のストレス発散になりました。」「旧友と久々にゆっくり話せる良い一日になりました。」「子供と一緒に楽しめて、温泉も入れて良い思い出になりました。」などの声が聞かれ、大いに満足されたそうです。

 当日は多くの方々にご参加いただき、充実した一日を過ごされました。卒業生同士の交流も深まり、実りある研修になったことと存じます。同窓会役員の皆さま、ご参加された皆さま、本当にお疲れ様でした。

 同窓会では今後もさまざまな活動に取り組んでいかれる予定です。卒業生の皆さま、そのご家族の皆さま、また同窓会イベントにもぜひご参加ください。

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