2020年度前期科目として開講している「地域企業論」では、地域における中小企業のアイデンティティを認識するという趣旨のもと、主に西京区内でご活躍されている事業主様等を毎回ゲスト講師としてお招きし、事業内容や地域との関わりについてお話しいただいています。
2020年5月26日(火)のゲスト講師として、株式会社T-STYLEの代表取締役・徳毛伸矢氏にお越しいただきました。T-STYLEは徳毛氏によって2013年7月に設立され、外国人旅行者向けフリーペーパー「ENJOY KYOTO」の創刊を皮切りに、京都の魅力を発信する様々な事業に取り組まれてきました。京都にゆかりのある企業や京都市観光協会の広告デザイン、イベント会場の景観デザインなど、様々な企業や団体と連携事業を行われています。
さらに徳毛氏は、京都発の3×3プロバスケットチームである「KYOTO BB」の運営も手がけられています。公式プロリーグでの活動に加え、京都府の各地でイベント試合を実施されています。また、所属選手による指導活動も積極的にされており、本学のバスケットボールサークルも指導していただいています。
最後に、様々な事業展開で活躍されている徳毛氏の原点は、大学卒業後に就職された企業での営業職経験にあることをお話しされました。営業職で養われたコミュニケーション能力が、現在の仕事にとても活かされているとのことでした。地域に魅力が存在していても、その事実を広報したり実際に見てもらわなければ、その魅力は伝わりません。学生たちは地域のパイプとなる企業の重要性を学んだことと思います。
今回の講義も、学生たちにとって非常に有意義な時間となりました。徳毛様、本当にありがとうございました。