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第7回「地域企業論」を開講しました

 2020年度前期科目として開講している「地域企業論」では、地域における中小企業のアイデンティティを認識するという趣旨のもと、主に西京区内でご活躍されている事業主様等を毎回ゲスト講師としてお招きし、事業内容や地域との関わりについてお話しいただいています。

 2020年6月9日(火)の「地域企業論」では、お二人の方をゲスト講師としてお招きしました。下京青少年活動センターの石川桃子氏は、センターからの遠隔講義の形式でご参加くださり、西京区はぐくみネットワーク実行委員や民生児童委員等を務められている玉出優子氏がご来学くださいました。お二人共、様々な試みを通じて、健全な青少年の育成に従事されています。

 はじめに、石川氏から洛西地域を中心に行っている学習支援事業である「らくさいスコーレ」の取り組みについてお話しいただきました。この事業は、経済的環境や学校にうまく馴染めない中学生に大学生がボランティアで家庭教師を行うという事業です。学習支援のみならず、普段の悩み相談を行うなど、中学生の皆さんにとって第三の居場所となっているそうです。

 続いて、玉出氏は自らが取り組まれてきた様々な青少年育成活動の経験から、人間の成長、人と人とのつながり、男性と女性との関係、さらには愛について語っていただきました。玉出氏はこれまでの多様な経験から、人間は多くの人々に支えられており、その根幹には愛があり、幸福感も多様であることを学ばれたそうです。

 「らくさいスコーレ」には本学の学生もボランティアとして参加しています。学生たちは改めて、地域社会におけるつながりの重要さを学んだ一日となりました。

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