(特集)単位制的な全日制課程

これまでにない全日制課程の過ごし方

2022年度から導入

〈京都成章高校の単位制的な全日制課程(AS・アカデミークラス)

来年度から導入される単位制的な全日制課程とは次のような特徴を持ったこれまでにはなかった新しい全日制課程です。

1.全日制なのに一年間で履修する単位数を自分で決めることができる。

2.時間割の中に空き時間を作ることができる。

3.空き時間の過ごし方は自由。

 

1.全日制なのに履修する単位数を自分で決めることができる。

本校が導入する「単位制的な全日制課程」の特徴は、全日制課程の特徴である学年制、クラス担任制を基本としながらも、選択科目の中から生徒が自分に必要な科目数を必要なだけ選択して履修する点にあります。

下の表は3年生理系クラスの授業科目です。左の「必修科目」はクラスのみんなと一緒に授業を受けます。そして右の「選択科目」の中から自分が必要な科目を選択して受講します。

必修科目 選択科目
英語コミュニケーションⅢ 英語読解表現演習
数学Ⅲ 国語講読演習
数学C 数学特講ⅡB
物理もしくは生物 物理演習
化学 生物演習
地理探究 倫理
体育 政治経済
音楽Ⅰ 実践体育

 

2.時間割の中に空き時間を作ることができる。

「選択科目」の中から生徒によって選択する授業数が異なるということは、一週間の時間割の中にある授業数が異なるということになります。つまり一週間の時間割の中に空き時間ができることになります。

 

(例1)「選択科目」の中から「倫理」だけを選択した時間割。

1限 英語 数学Ⅲ 音楽 英語 数学Ⅲ
2限 物理 地理探究 物理 数学Ⅲ 空き
3限 数学Ⅲ 空き 英語 空き 物理
4限 倫理 英語 数学C 体育 音楽
5限 数学C 空き 空き 化学 体育
6限 体育 化学 数学Ⅲ 空き 倫理
7限 化学 地理探究 LHR 地理探究 英語

この生徒は、大学入学共通テスト対策として「倫理」だけを選択し、後は自分に必要な学習をするため、一週間の中に6時間の空き時間を作りました。

 

(例2)「選択科目」の中から「倫理」「物理演習」「国語講読演習」の3科目を選択した時間割。

1限 英語 数学Ⅲ 音楽 英語 数学Ⅲ
2限 物理 地理探究 物理 数学Ⅲ 国語購読
3限 数学Ⅲ 空き 英語 物理演習 物理
4限 倫理 英語 数学C 体育 音楽
5限 数学C 物理演習 国語購読 化学 体育
6限 体育 化学 数学Ⅲ 空き 倫理
7限 化学 地理探究 LHR 地理探究 英語

この生徒は大学入学共通テスト対策として「倫理」と「国語講読演習」を選択し、さらに国立大学の二次試験対策として「物理演習」を選択したため、空き時間は一週間に2時間にしています。

 

3.空き時間の過ごし方は自由。

空き時間を使い方は自由です。

・メディア講座(授業動画)で自分に必要な復習などをする。

・教員から個別指導を受ける。

・推薦入試に必要な自己推薦文などを作成する。

・食事をとる(11時から200円バイキングは営業しています)。

・友達と校内の施設を利用してリフレッシュする。

教員から個別指導を受けている様子。自分にだけわからないことは誰にでもあるもの。空き時間にしっかりと教えてもらっておく。

 

〈大学受験に向けた魅力的な選択科目〉

選択科目は、前年度までに学んだ科目の復習や、大学入試問題対策、興味や関心のある分野を深く探究する科目が用意されています。下の表は選択科目の一部を紹介したものです。こうした選択科目は一年生の時から用意され、生徒は自分のニーズに合わせて選択することで、各科目の模擬試験での偏差値を高め、最終的には大学入試での得点力を高めることをめざします。

選択科目 授業内容・目的等
数学特講ⅠA すでに1年で学んだ数Ⅰと数Aを学び直して得点力の向上をめざす。
数学特講ⅡB すでに2年で学んだ数Ⅱと数Bを学び直して得点力の向上をめざす。
理科特講 大学入学共通テストの理科基礎科目の学び直して得点力を高める。
物理演習 物理のハイレベルな入試問題の解答力の養成を目的とする。
生物演習 生物のハイレベルな入試問題の解答力の養成を目的とする。
実践体育 競技を通して受験勉強中の体力維持とリフレッシュを目的とする。
英語コミュニケーション演習 大学入試のリスニングテストでの得点力向上をめざす。
英語読解表現演習 ハイレベルな英文解釈と英作文の実力養成を目的とする。
英文法特講 入試での得点力の向上を念頭に、英文法の学び直しを目的とする。

 

〈空き時間に過ごすための空間〉

成章高校には、生徒が空き時間を過ごすための空間としてさまざまなデザインの部屋を用意しています。

 

これらすべての部屋は飲食も自由で、放課後、学校に残って学習する時も利用されています。

 

〈時間割の中の自分の時間〉

空き時間や放課後の使い方は生徒の自由。二度とない高校生活、だからこそ空き時間や放課後の時間などを貴重な時間として有効なものにしてほしいという願いから、こうした時間の使い方を成章高校は生徒たちの判断に任せています。

効果的な勉強時間の使い方、高校時代にしかできない友達との時間の過ごし方など、トータルとして高校生活を豊かなものにしつつ大学進学をめざしてほしいと願っています。