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第9回「地域企業論」を開講しました

 2020年度前期科目として開講している「地域企業論」では、地域における中小企業のアイデンティティを認識するという趣旨のもと、主に西京区内でご活躍されている事業主様等を毎回ゲスト講師としてお招きし、事業内容や地域との関わりについてお話しいただいています。

 2020年6月23日(火)の「地域企業論」では、洛西ケーブルビジョン株式会社の取締役放送制作部長でもあり、番組制作を行っている「株式会社おもちゃあ」の代表取締役社長でもある、山根敏功氏にお越しいただきました。洛西ケーブルビジョンは、西京区の洛西地区を中心とするケーブルテレビを運営している会社であり、本学もたびたび取材をしていただき、本学の様々な活動が洛西地域で放送されています。

 山根氏は自己紹介・会社紹介の後、ケーブルテレビが持つ役割として徹底的にローカルにこだわっていることを説明くださいました。地域イベントや行事、伝統文化を紹介するのはもちろんですが、普通に生活している人々の活動を紹介することに尽力されています。公共的な役割としては、きめ細かな災害情報を提供することがあげられ、丁目や番地のレベルでの停電や浸水情報を提供されています。ケーブルテレビの弱点として、地震と雷があげられ、そのための対策を日々進めていることを紹介してくださいました。

 番組制作会社としては、コンテンツ作成に必要な5W1Hを取り上げ、報道としての5W1Hの重要性とともに、情報バラエティでは、特にWhyが無ければ成立しないことを強調されました。コミュニケーションに必要なこと、番組制作に必要なことの共通性を示し、改めて社会人としてのコミュニケーション技法の重要性を認識しました。社会に出てから必要なコミュニケーションの重要な要素である5W1Hを放送関係者から学ぶ、有意義な時間となりました。

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