佐藤ゼミ 研修旅行でフィールドワークを実施 ~企業の生産活動の実際を知る~
2011年10月26日
9月11~13日(夏期休暇期間中)、佐藤健司 教授とゼミ生18名(2回生)がゼミ旅行を実施し、その中で産業技術記念館とトヨタ会館を訪れました。佐藤ゼミでは、経営管理の諸問題を理論と実際の両面から考えていくことに重点を置いており、授業の中にフィールドワークを取り入れています。今回のフィールドワークは、産業史および技術史についてトヨタの事例を通じて学ぶとともに、企業のCSR(=Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)のあり方についても考えることを趣旨として掲げ、企画されました。
まず初日は産業技術記念館を訪れました。この記念館はトヨタグループ13社の共同事業として設立されたもので、様々な展示からトヨタグループの歴史や日本のモノづくりの軌跡を学びました。中には、「トヨタに紡織の歴史があるとは恥ずかしながら知らなかった。」という学生もおり、トヨタのこれまでの変遷やその幅広い事業展開に、改めて驚いている様子でした。その上で、「時代に求められるものをトヨタがいかに作り出し、いかに時代をリードしてきたのかが分かった。そしてそういった技術が、近代日本産業の発展に大きく寄与したのだと感じた。」とも話していました。また、「日本の産業技術の進化が凝縮されていた。」と、モノづくりの原点とその発展を肌で感じた学生もいました。
続いて2日目にはトヨタ会館を訪れ、トヨタ自動車における様々な技術や、現在、そして未来を見据えた取り組みに触れました。見学した学生は「最新の技術や魅力的な展示車に感動した。“安全性”や“環境への配慮”といった社会からの要求に応え、それを実現していくのはすごい。」、「見学していると、純粋に『車に乗りたい、車を購入したい』という気持ちになった。そうやって人の気持ちを動かすのも、ひとつの戦略なのかもしれない。」と話すなど、大いに刺激を受けていました。

両日を通じてトヨタの過去・現在・未来に触れ、「トップ企業でありながら、決して現状に満足せず、社会で求められるものは何かを考え、常に試行錯誤している。それこそが企業としての成功の秘訣ではないかと感じた。」、「外国人観光客も多く、“世界のトヨタ”を実感した。また、敷地内の美化が徹底されていたりと、何気なく見えるところにも企業の姿勢や理念が反映されているのだと思う。」といった声も聞かれ、企業のあり方について考えるよい機会ともなったようです。
また、企画から携わった学生は、「初めてのことで、先生のアドバイスも受けながら計画立案を進めた。自分達なりにいろいろ考慮して念入りに準備したつもりだったが、実際には多くの予定変更が生じるなど、思った以上に大変だった。満足したというみんなの言葉が嬉しい半面、個人的には反省点も多く、この経験を今後に活かしていきたい。」とも話していました。
今後は卒業論文完成に向けて、いよいよ総仕上げの時期となります。「今回の研修で視野が拡がった」と話す学生もおり、各々の研究テーマを深める研修ともなりました。この研修旅行やこれまでの企業訪問の経験を活かし、より実りある研究が進み、それぞれに納得のいく卒業論文が仕上がるよう期待されます。
